
こんにちは、Cちゃんです(・ω・)
夏季休暇やお盆休みが近づき、イベントやお出かけの予定もそろそろ立てないとなぁ~♪と気持ちもワクワクしてきますね。
そんな中、京都の気になるイベントを発見したので調べてみることに!
京都市で行われる「京都五山送り火」。
あの“大”の文字が燃えた様子をテレビで見たことはありませんか?
大きな文字が燃えてるなぁ~
って毎年のようにテレビで見ていたのですが、それが京都五山送り火だとは知らず、なんとなくは気になっていました。
この“五山送り火”がいつから始まったのか?
燃えている文字の意味を知っている方ってどれくらいいるでしょうか?
気になったら調べないと気が済まないのでリサーチ開始してみました。
京都五山送り火の大きな文字が燃える“謎”に迫っていきたいと思います!
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この記事の目次
京都五山送り火とは?
毎年、京都府京都市左京区にある如意ヶ嶽(みょいがたけ)を含む5つの山で行われる“かがり火”のことを「五山送り火(ごさんのおくりび)」といいます。
京都の夏の風物詩ともなっている名物行事で伝統行事でもある大切な風習の一つです。
各神社の例大祭「葵祭」「祇園祭」「時代祭」と肩を並べ、京都四大行事の一つとされる「五山送り火」は、毎年8月16日に
■「大文字」 (京都市左京区浄土寺・大文字山(如意ヶ嶽))
■「松ヶ崎妙法」(京都市左京区松ヶ崎・西山及び東山)
■「舟形万灯籠」(京都市北区西賀茂・船山)
■「左大文字」 (京都市北区大北山・左大文字山)
■「鳥居形松明」(京都市右京区嵯峨鳥居本・曼陀羅山)
の5つの山でそれぞれ意味を込めた大文字に火が灯されます。
お精霊(しょうらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるために行われるこのかがり火の風習は、1962年まで点火時間がマチマチの状態でした。
1963年からは観光業界からの要請で大文字が20時ちょうどの点火となり、反時計回りに
20:00~ 大文字山
20:05~ 松ヶ崎妙法
20:10~ 舟形万灯籠
20:15~ 左大文字
20:20~ 鳥居形松明
と点火時間の変更もありながら、今では5つの山が5分おきに点火される流れとなりました。
■五山送り火“点火時間”の豆知識!
最近では、20時~一番最初に点火される「大の文字」。
これは、1956年頃まで一番“最後に点火されていた”と残されている文献が存在しているようです。この意味するものは、大文字が五山の中でも「横綱」のような存在であることから、最後に点火されていたという記録が残っています。
京都五山送り火はいつから始まったの?起源や歴史とは?
送り火の始まりとは?
山に描かれた文字の跡に火を灯し燃やすという行為はいつから始まったのかはっきりとしておらず、残念ですが記録が残っていません。
起源は、平安時代や江戸時代とも言われていますが、送り火を行う場所と行為を具体的に記した資料が近世に入ってから見つかっています。
資料「雍州府志」によると、江戸時代前期から中期までには大文字、妙法、舟形、加えて他2つの山や原野で火を点けていた、とのこと。
京都は「過度の森林利用のせいでハゲ山が多く、森林は少なかった。その環境が「送り火」という文化を産んだのではないか?」という一説があげられています。
近世の資料から見る「送り火の姿」
旧暦の7月16日、夕方または夜の日が沈んだ時間帯から文字に火が灯されます。
その時間帯に火を付けることから
「聖霊の送り火(精霊の送り火)」
「亡魂の送り火」
と当時からそう呼ばれていました。
江戸時代中期頃の資料にも大の字の跡に点火する記録や、妙法、舟形、左大文字、鳥居形と、それぞれ記録の多い少ないはありますが、送り火の様子が掲載され歴史として記されています。
また、今では“五山の送り火”と呼ばれる通り、5つの山で行われる送り火ですが、昔は他の山でも行われていたと言い伝えられています。
他の山で行われていた送り火がいつ頃消滅したのかは明確な記録が残っていませんが、明治時代から昭和初期頃にかけて徐々に数を減らし、現在の五山に落ち着き「五山送り火」という呼び方が定着した、とのことです。
戦争中は火を使う行為が自粛され、休止されることとなった五山送り火ですが、終戦後再開され、毎年続けられた送り火の行事が今に繋がっています。
京都五山送り火の五山と文字の意味とは?
続いて、五山送り火の五山について詳しくご説明していきますね。
詳細が書かれた文献や資料などは残されたものが少なく、はっきり分かっていない部分もありますが、人々の生活により近い行事だったからこそあまり記録を残さなかったのでは?とも伝えられています。
大文字山
■山名
大文字山(だいもんじやま)
如意ヶ嶽・如意ヶ岳(みょいがたけ)とも呼ばれています。
■山と文字の意味
もともと一体の山岳を如意ヶ嶽と呼んでいましたが、大の文字が描かれる場所の火床側を「大文字山」と呼び、頂上の最高地点を「如意ヶ嶽」と呼び区別されています。
特に左大文字とかぶらないように区別するときは「右大文字」や「右の大文字」と呼ばれるときもあり、地元の人からは尊敬の意味も込めて「大文字さん」と親しまれています。
この“大”の文字を画いた人物については色々な説ありますが、有力な情報として青蓮院という寺院の門主が画いたという説が一番の主説である、とされています。
松ヶ崎妙法山
■山名
西山(妙)、東山(法)、合わせて、妙法山(みょうほうざん)。
西山については万灯籠山、東山については大黒天山とも呼ばれています。
二つの山で読み方が二つあるものの、一つの山一つの読み方として扱われています。
■山と文字の意味
人々が日蓮宗に改宗したとき、日像という僧侶が西山に「妙」の字を書き、下鴨大明寺の僧侶、日良が東山に「法」の字を書いたという云われにより、今の火の文字として「妙」と「法」が器用されています。
舟形万灯籠
■山名
船山(ふなやま)、万灯籠山・西賀茂山とも呼ばれています。
■山と文字の意味
船の形が意味するのは、承和14年(847年)に唐からの帰路、暴風雨にあった西方寺の開祖が「南無阿弥陀仏」と唱えたところ無事到着できたという出来事にちなんで「船」の形が起用され、今の送り火の船に至っています。
左大文字
■山名
大文字山(または大北山)、区別のため「左大文字山」とも呼ばれています。
■山と文字の意味
1673~1681年の「山城四季物語」という資料に、左大文字の記録が残っていることから、その期間に始まったのではないか?と推測されている左の大文字。
この山は険しい岩山の環境から固定された火床もなく、縄を使い文字の位置となる火床を決めていたので、毎年大の形が変わっています。
大文字は送り火が一斉点火されるのですが、左大文字は筆順に沿って点火され、大文字とはまた違った“大”の文字に火が灯る様子が見れる、と親しまれています。
鳥居形松明
■山名
曼荼羅山(まんだらやま)、あるいは仙翁寺山(せんおうじやま)と呼ばれています。
■山と文字の意味
ここは文字を燃やす山ではなく、鳥居形に並ぶ松明(たいまつ)をそのまま突き立てる火床になっている山です。
松ヤニが入った松を使うので火の色が他山と違い少しオレンジ色になるのが特徴です。
点火の合図とともに松明(たいまつ)で火を配るとき、親火床から他の火床に走って移動するので「火が走る」とも言われています。
鳥居形の起源は3つの説があると伝えられています。
- 1、弘法大師が石仏千体をきざんでその開眼供養を営んだときに点火したことが始まりという説。
- 2、伏見稲荷大社から見える事から、稲荷大社のお灯明として焚かれたという説。
- 3、鳥居本が愛宕神社の参道であり、一の鳥居が建っていることから愛宕神社との関係を重視すべきとして鳥居形になったという説。
以上の3つの云われの中でも、特に3番目の愛宕神社との関係が一番有力ではないか、と考えられています。
また、1100年以上前の歴史をさかのぼることは困難であり、残された記録も少なく詳細が分からないことが多いのが五山の送り火の「謎」であり「魅力」でもあるようです。
京都五山送り火2019年の日程は?
2019年の今年は、8月16日(金)に行われます。
お盆の翌日に行われるこの送り火で、この世に遊びにきた死者の精霊たちを再び死後の世界へ送り届ける、大切な盆行事が今年も開催されますね。
※詳細はこちら→【京都五山送り火-保存会連合会-】
|
京都五山送り火2019とは?いつから始まった?歴史や字の意味を解説!まとめ
いかがでしたか?
「京都五山送り火」について、歴史や背景、文字と山の詳細、五山送り火2019年の日程などについて調べてみました。
お盆を過ぎた頃、テレビなどでたまに目にする、あの大の文字が燃えた様子は「京都五山送り火」という伝統ある京都市の行事だったんですね。
これを生でも見てみたいな~と思った今回の送り火調査でした!(*´ω`)
京都に行くご予定のある方は、運転や移動にお気をつけて!
夏の京都の風物詩をたくさん楽しんできて下さいね♪
以上、【京都五山送り火2019とは?いつから始まった?歴史や字の意味を解説!】でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^
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