
こんにちは、Cちゃんです(・ω・)
秋のお彼岸の時期が近づくと、ふと赤い花びらをした「彼岸花」に目が止まることはありませんか?
見るからに不思議な雰囲気があり、少し不気味さや怖さを感じる人もいるかもしれません。
この彼岸花をなぜ怖く感じるのか?また「彼岸花」という名前もどこか不気味さや物悲しさを感じるのは、なにか理由があるのでしょうか?
不思議な雰囲気をもつ彼岸花の名前の由来や意味、特徴、開花時期など彼岸花あれこれを詳しく調べてみました。
いざ、彼岸花リサーチ開始~(/・ω・)/
この記事の目次
彼岸花が怖いと思うのはなぜ?
彼岸花から感じるイメージが「怖い」と思われてしまうのはなぜなのでしょうか?彼岸花の生体と別名からその答えが見えてきました。
彼岸花の生体と特徴
■彼岸花科
■原産国:中国
■開花時期:9月中旬
彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の有毒球根性植物です。
有毒というだけに毒をもっているのですが、毒性は主に球根にあります。
この毒を口にしてしまうと吐き気や腹痛から下痢、ひどい場合には中枢神経を麻痺し、最悪の場合死に至ることも!(゜゜)
原産は中国で日本では道端や田んぼのあぜ道などに群生し、比較的人のいるところに咲きます。
墓地や自宅の庭に意図的に植えられている場合もあり、球根の毒性を生かしてネズミやモグラからその土地を守る役割もあります。
また、この毒性は正しい方法で毒が抜けて球根が食べられるようになります。戦時中は非常食として食べられていました。
玉ねぎのような球根を持ち、咲いた風貌が独特で、全長30~60cmの高さに枝も葉も節もない状態で花が空に向かって一つ咲きます。
普通の花や植物とは違い、花が咲いた後に葉が成長し、春~初夏には枯れてしまいます。一般的な花の開花時期と逆に育つ習性があり、花があるべき時期に花がなく、葉のあるべき時期に枯れてしまいます。
花と葉を同時に見れないことから、「葉見ず花見ず」なんて呼ばれることもあります。
この他にも彼岸花には別名が存在します。他には何て呼ばれているのか調べてみました。
彼岸花の別名
別名は、曼珠沙華(マンジュシャゲ)と呼び、学名は Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)と呼ばれ、ギリシャ神話の女神と彼岸花の開花の様子を合わせて名付けられたものです。
英語では、スパイダーリリー(Spider lily)やレッドスパイダーリリー(Red spider lily)という花名があります。この英語での呼ばれ方は、歌詞に使用されたり曲にも使われていますね。
曼珠沙華(マンジュシャゲ)も歌に登場したことがあるとのことなので、知っている人もいるかもしれません。
しかし、曼珠沙華(マンジュシャゲ)の別名がつく由来となったサンスクリット語。
この言語を音読みして曼珠沙華(マンジュシャゲ)という別名が付けられましたが、本来の仏教で指す曼珠沙華は「白くやわらかな花」とされていて、紅色に染まる彼岸花とは外観から全くの別物という一説も存在します。
彼岸花の地域名
先ほど、ご紹介した曼珠沙華(マンジュシャゲ)の他に「彼岸花」にはたくさんの別名があります。
日本の各地方名、方言をもとに約数100~数1000種類以上はある彼岸花の別名から「怖い!」と感じてしまうような名前を少しご紹介します。
- 葬式花(そうしきばな)
- 墓花(はかばな)
- 死人花(しびとばな)
- 地獄花(じごくばな)
- 幽霊花(ゆうれいばな)
毒性をもつ性質から別名に怖い名前が付いているのも納得です。
花びらの赤さから「祝いの花」として、逆のイメージを持つめでたい花を表す別名も地域によっては存在します。
彼岸花の名前の由来
彼岸花がなぜ「彼岸花」というのかは、秋のお彼岸の頃、突然に花茎を伸ばして鮮やかな紅色の花を咲かせることに由来しています。
また、別の説では「これを食べると彼岸(=死)しかない」という云われから、この名前が付いたというお話もあります。
名前の由来にも怖いと印象付ける理由がありますね。
彼岸花の咲く季節はいつ?
先ほど開花時期について少し触れましたが、彼岸花の咲く頃は、ちょうど秋のお彼岸の頃(9月中旬)です。
土中の花芽は温度の変化だけで開花時期を判断します。
気温が20~25℃になる秋のお彼岸にあたる9月中旬~下旬が開花に最適となり、毎年開花時期と見ごろが一緒で、一気に咲き鮮やかな赤い花を咲かせます。
強く反りかえったような赤い花を咲かせた後は、秋の終わりに葉が伸びて夏に枯れるという変わった性質を持っています。
■彼岸花の開花時期流れ
5月中旬 蕾を茎の中に作り、花茎を伸ばす
9月中旬 開花時期、花を咲かせる
10月頃 花が枯れると葉が伸びだして緑を保ったまま冬を越す
翌4~6月頃 葉を枯らす
彼岸花の咲く頃に思い出して
彼岸花について、「怖い!」と印象を持たれる名前の由来や別名、毒性などの特徴、開花時期などをご紹介してきました。
球根の毒性からモグラやねずみ除けに植えるという、怖い印象とはまた違った使い方もありますので、毒性などの特徴や怖さも良さに変えてあげると、また違った見方ができますよ。
名前の由来や意味、別名も見た目から不思議だった怖さが色々とすっきりして良いリサーチとなりました。
彼岸花を見かけたらぜひ今回の彼岸花あれこれを思い出してみて下さいね。
以上、【彼岸花が怖い?その理由や名前の由来とは?開花の季節はいつ?】でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^
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