
こんにちは、Cちゃんです(・ω・)
5月下旬から6月にかけて、雨降りの日が続くと
「あれ、梅雨入りしたの?」
「梅雨入りはいつから?」
と、天気や梅雨入り状況が気になってしまいますよね。
そして、梅雨入りと一緒に出てくる「入梅」という言葉。
- 読み方は「入梅(にゅうばい)」であってる?
- なんで「入る梅(はいるうめ)」と書くの?
- 入梅って梅雨入りとは違うの?
- 昔からある言葉なの?
そんな入梅についての疑問が色々と湧いてきたので調べてみました。知っているようで知らない入梅についてのアレコレを解説します。
レッツ、入梅リサーチ(/・ω・)/
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この記事の目次
入梅とは?入梅の基礎知識
入梅の読み方
まず、入梅と書いて「にゅうばい」と読みます。
他にも「ついり」「つゆいり」と読みますが、一般的には「にゅうばい」です。
入梅の意味
日本には「二十四節気」や「五節句」など、季節を表す名称や行事の節目の日に付けられた名前があります。
二十四節気や五節気よりさらに細かく、季節の移り変わりを的確につかむための特別な暦の日を「雑節(ざっせつ)」といいます。
この雑節は9つに分けられていて、入梅はその中の一つになります。
二十四節気の中の芒種である6月6日頃から5日後の6月11日頃と決められた入梅、この日以降約30日間が梅雨の時期と設定されています。
■暦の上で決められた入梅の背景は?
それは、昔の人は今ほど気象学や手に入る情報も少ないながらに、田植えの日取りを決めるために梅雨の時期を"暦”を使って知りたかったからです。
入梅と梅雨入りの違い
入梅と梅雨入りってどう違うの?と疑問に思ったことはないですか?
似ているようでも少し意味が違ってくるのは、
- 入梅=暦の上での梅雨入り
- 梅雨入り=気象上の梅雨入り
を指すからです。
暦の上での梅雨入りを指す「入梅」は、あくまでも「暦の上での梅雨入り」なので、実際は6月11日頃梅雨入りしていないときもあります。
この時期に気象庁が梅雨入り宣言を出す場合もありますが、梅雨入りする一つの目安の日=入梅と覚えておいたほうがいいです。
一方で、「梅雨入り」は気象学上、梅雨入りしたことを指しています。テレビの天気予報でよく聞く梅雨入りはこのことで、梅雨前線など気象条件がそろい次第、雨季の時期に入ることを指しています。
「入梅」と「梅雨入り」は同じようでも違い、暦の上での梅雨に入る目安の日と実際の気象条件がそろい梅雨に入った日で使い分けられています。
入梅の由来
暦の上から梅雨入りを読み取っていたものの、入梅の漢字の由来は実ははっきりとは分かっていないです。昔の人の暮らしを想像した上で、入梅の漢字に含まれる"梅”に関係した説と雨に関係した説がありますので、それぞれご紹介します。
梅の実が熟す時期の「雨」
入梅の漢字に含まれている"梅”に関係した説は、「梅の実が熟すころの雨」だから入梅になったのではないか?という説です。
暦の上で雨季の時期を読んだ故人の考えから梅の実を見て「そろそろ梅雨の時期だな」と感じ取り、"梅”という漢字に込めたのかもしれませんね。
カビが生えやすい時期の「雨」
もう一つの説は、「カビが生えやすい時期の雨」だから入梅と呼ばれるようになったのではないか?という説があります。
カビを漢字にすると「黴」と書き、他の読みとして「ばい」があります。梅雨の時期は普段よりも湿度が高くカビが生えやすくなります。カビの生えやすい時期を「黴雨(ばいう)」と呼んでいた昔の人々は、語感の美しさやこの時期に取れる梅の実になぞり、「黴」を「梅」に変えて“入梅”と表現したのではないかと言われています。
入梅の対義語
ちなみに、入梅の対義語は出梅(しゅつばい)と言って、梅雨明けのことを指しますが、日本ではこの呼び方をほとんど使かっていないです。
入梅は使うのに出梅は使わない、読みが日本人に合わなかったのかな?
不思議ですね(゜゜)
入梅の挨拶文
入梅の候とは?
梅雨入りしたときの挨拶文に「入梅の候」という一文があります。
読みは「にゅうばいのこう」と読み、意味は「梅雨入りの季節になりました」と表します。時期は「6月中旬から下旬頃」まで使えます。
暦の上での入梅ではなく、実際に気象学上梅雨入りしたときに使うので、郵便物を送る宛先の都道府県が梅雨入りしているのかを確認してからこの挨拶文を使うようにしましょう。
入梅いわしとは?
梅雨に旬を迎える美味しい真鰯
入梅という言葉を調べると出てくる"入梅いわし”という単語。はて、なんのこと?おいしいの?(笑)と思い調べてみました。
入梅いわしとは、入梅の時期の真鰯(まいわし)のことを指します。この時期の鰯は産卵期に入っていて脂がのっておいしく、年間通しても一番の食べごろだそうな。
ちなみに、日本でイワシといえば、
ニシン科のマイワシ、ウルメイワシ
カタクチイワシ科のカタクチイワシ
の3種類を指していて、世界的に見ると名前にイワシと付く魚は数多く存在します。
室町時代の"女房言葉”という宮中や院に仕える女性たちが使っていた言葉でイワシは「むらさき」と呼ばれていました。
理由も気になり調べてみると「紫式部が好きな魚だったから」
一見、関係なく結びつかないようにみえるイワシと紫式部の関係ですが、イワシは頭の働きを良くするDHAを多く含んでいるので、紫式部が源氏物語などの作品を生み出すのも「イワシのお陰かな?」と妙に納得のいく歴史的背景が垣間見れました。
▼入梅いわしについてコチラもどうぞ▼
→入梅いわしって知ってる?読み方や生態おいしい食べ方を丸ごと紹介!
入梅の頃は梅やいわしを楽しんで
入梅について読み方や由来・意味、梅雨入りとの違い、入梅いわしなどについてまとめてみましたがいかがでしたか?
憂鬱になってしまう梅雨の時期ですが、昔の人や農業を営む人には大切な期間だということも分かりました。憂鬱になったときは梅やいわしを楽しむのも一つです。
特にこの時期のいわしのお刺身は脂がのっていて美味しく、健康にも良い魚とされています。季節のものを自然に身体に取り入れて乗り切っていきましょう。
(つ・ω・)つ鰯
以上、【入梅とは?読み方と由来は?梅雨入りとの違いって?入梅いわしとは?】でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます^^
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